ネックスピーカー PS5おすすめ！無線・有線・ゲーミング徹底比較

PlayStation 5の圧倒的なグラフィックとロード時間の短さ、そして臨場感あふれるサウンド。これらを楽しみ尽くすために、ヘッドセットやイヤホンを使用しているゲーマーは多いはずです。しかし、長時間プレイしていると「耳が痛い」「蒸れる」「頭が締め付けられて疲れる」といった悩みが出てきませんか？

そこで今、ゲーマーの間で注目されているのが「ネックスピーカー（ウェアラブルスピーカー）」です。

肩に乗せるだけで、まるで自分だけの音響空間に包まれるような感覚。耳を塞がない解放感は、長時間のRPGやオープンワールド探索、映画鑑賞に革命をもたらします。しかし、PS5でネックスピーカーを使うには、「接続方法」や「遅延」という少し複雑な壁があるのも事実です。

この記事では、PS5に最適なネックスピーカーの選び方から、遅延を極限までなくす方法、そしてゲーミングに特化したおすすめモデルを徹底的に解説します。

記事のポイント4つ

• PS5でネックスピーカーを使う最大のメリットは「耳への負担ゼロ」と「リアルな音場」
• アクションやFPSでは「低遅延（aptX LL等）」や「2.4GHzワイヤレス」選びが必須
• PS5はBluetoothオーディオ非対応のため、無線化には「トランスミッター」が必要
• 「ゲーミング」特化モデルなら、ボイスチャット時のマイクノイズキャンセリングが優秀

失敗しない！ネックスピーカー PS5 おすすめの選び方と注意点

PS5用のネックスピーカーを選ぶ際、音楽用のものを適当に選んでしまうと「音がズレてゲームにならない」「そもそもPS5と繋がらない」という失敗をしてしまいます。まずは、ゲーミング用途で失敗しないための選び方の基準を押さえましょう。

そもそもPS5でネックスピーカーはどうなの？使用感とメリット

「ヘッドセットの代わりとして、ネックスピーカーはどうなの？」と疑問に思う方も多いでしょう。結論から言えば、「没入感重視のソロプレイ」や「長時間プレイ」には最強のデバイスです。

ネックスピーカーは、耳の直下から音が鳴る構造上、テレビのスピーカーとは異なり、音が自分を包み込むように聞こえます。これにより、『ファイナルファンタジー』のようなRPGや、『Ghost of Tsushima』のようなオープンワールドゲームでは、環境音やBGMに包まれる圧倒的な没入感を体験できます。

【ヘッドセットと比較したメリット・デメリット】

特徴	ネックスピーカー	ヘッドセット/イヤホン
装着感	肩に乗せるだけで耳が痛くならない。蒸れない。	長時間は耳が痛くなりやすい。密閉感がある。
音の広がり	空間的な広がりを感じやすい。	ダイレクトに鼓膜に届くため、定位感は鋭い。
周囲の音	インターホンの音や家族の声が聞こえる。	周囲の音を遮断する（没入感は高いが孤立する）。
音漏れ	構造上、周囲に音は漏れる（深夜は注意）。	音漏れは少ない。
向いているゲーム	RPG、アクション、アドベンチャー	FPS（足音の方向を極限まで聞き分ける場合）

「FPSで足音の方角をミリ単位で聞き分けたい」というガチ勢にはヘッドセットに分がありますが、「BGMや世界観を楽しみたい」「リラックスして遊びたい」という層には、ネックスピーカーは最適解と言えます。

PS5との接続方法解説！Bluetoothが「認識しない」時の対処法

多くの人が陥る罠が、**「手持ちのBluetoothネックスピーカーをPS5の設定画面でペアリングしようとしても認識しない」**というトラブルです。

実は、PS5はBluetoothオーディオ機器との直接接続に対応していません。 これは、Bluetooth特有の遅延がゲームプレイに支障をきたすため、ソニーがあえて対応させていないと言われています。

PS5でネックスピーカーを接続するには、主に以下の3つの方法があります。

1. 【有線接続】：DualSenseコントローラーのイヤホンジャックにケーブルを挿す。
2. 【専用ドングル接続】：USBドングルが付属しているゲーミングネックスピーカーを使う。
3. 【Bluetoothトランスミッター接続】：別途「Bluetoothトランスミッター（送信機）」を用意してUSB接続する。

「認識しない」と悩んでいる方は、別途トランスミッターを用意するか、専用ドングル付きのモデルを選ぶ必要があります。

「無線」タイプは遅延に注意！PS5で快適に使うための条件

ケーブルの煩わしさから解放される「無線（ワイヤレス）」タイプは非常に魅力的ですが、ゲーム用途では**「遅延（レイテンシー）」**が最大の問題になります。

一般的なBluetooth接続（SBCやAACコーデック）では、映像に対して音が0.2秒〜0.3秒ほど遅れて聞こえます。RPGのメニュー操作音がズレたり、FPSで銃を撃った音がワンテンポ遅れて聞こえるのは致命的です。

無線タイプを選ぶ際は、以下のいずれかの規格に対応しているものを選びましょう。

• 2.4GHzワイヤレス接続（専用ドングル付属）
  • おすすめ度：★★★★★
  • 遅延がほぼゼロ（有線並み）。USBドングルをPS5に挿すだけで使えるため、設定も簡単です。ゲーミング専用モデルの多くがこの方式を採用しています。
• aptX LL (Low Latency) / aptX Adaptive 対応
  • おすすめ度：★★★★☆
  • 「低遅延」を謳うBluetoothコーデックです。ただし、送信側（トランスミッター）もこのコーデックに対応している必要があります。 汎用性は高いですが、機材選びに知識が必要です。

「有線」接続ならPS5コントローラーに挿すだけで遅延なし

最もシンプルで、かつコストパフォーマンスが良いのが「有線接続」です。

PS5のコントローラー（DualSense）には3.5mmイヤホンジャックが付いています。ここに有線対応のネックスピーカーを直接繋ぐだけで、設定不要ですぐに音が聞こえます。

• メリット：音ズレが物理的に発生しない。バッテリー切れの心配がない（スピーカー側にアンプ内蔵の場合は充電が必要な機種もあり）。安価なモデルが多い。
• デメリット：コントローラーと首元がケーブルで繋がれるため、少し邪魔に感じることがある。

「充電管理が面倒」「とにかく安く試したい」「音ズレは絶対に許せない」という方は、有線対応モデルから入るのがおすすめです。

「マイク」性能も重要！PS5のボイスチャットで使える機種とは

Apex LegendsやFortniteなどで、フレンドとボイスチャット（VC）をしながら遊びたい場合は、マイク性能にも注目する必要があります。

ネックスピーカーは口元とスピーカーの距離が近いため、**「スピーカーから出たゲーム音を、自分のマイクが拾ってしまう（エコー/ハウリング）」**という問題が起きやすい構造にあります。

• 音楽用ネックスピーカー：マイクは「おまけ」程度のものが多く、ゲーム音が相手に丸聞こえになることが多いです。
• ゲーミングネックスピーカー：高性能な**「エコーキャンセリング機能」**を搭載しており、ゲーム音をカットして自分の声だけをクリアに届ける機能を持っています。

VCを頻繁に行うなら、「ゲーミング」と銘打たれたモデルを選ぶのが無難です。

目的別！ネックスピーカー PS5 おすすめ人気モデル紹介

ここからは、上記の選び方を踏まえて、PS5におすすめのネックスピーカーを目的別に紹介します。

ゲーミングネックスピーカーおすすめ！FF14やFPSに特化

ゲームのために開発されたモデルは、音の定位感、遅延対策、マイク性能のすべてがPS5向けにチューニングされています。

パナソニック ゲーミングネックスピーカー SC-GNW10

【無線（専用ドングル） / 4つのスピーカー / 高性能ボイスチャット】

現在、PS5ゲーマーにとっての「最強」候補といえるのが、パナソニックの『SC-GNW10』です。前作の有線モデル（SC-GN01）が大ヒットしましたが、こちらは完全ワイヤレス化した上位モデルです。

• 専用USBトランスミッター付属：PS5に挿すだけで、低遅延の2.4GHz接続が可能。
• 4スピーカーサラウンド：首元の4つのスピーカーがリアルなサラウンド環境を構築。
• AIボイスコントロール：ゲームの音をカットし、プレイヤーの声だけを抽出する高性能なノイズキャンセリング・エコーキャンセリングを搭載。

『ファイナルファンタジーXIV』のサウンドチームと共同開発されており、RPGモードやFPSモードなど、ジャンルに合わせた音質切り替えが可能です。

公式ページ：パナソニック SC-GNW10

「パナソニック」のネックスピーカーはPS5ゲーマーの定番

無線モデルは予算オーバーという方には、有線モデルの定番機がおすすめです。

パナソニック ゲーミングネックスピーカー SC-GN01

【有線（USB/3.5mm） / 軽量244g / コスパ最強】

上記のGNW10のベースとなったモデルで、Amazonなどのランキングでも常に上位に君臨する名機です。

• 有線接続：付属のケーブルでPS5のコントローラー、またはUSBで本体に直接接続可能。
• 軽量設計：約244gと非常に軽く、長時間乗せていても肩が凝りません。
• 3つのゲームモード：RPG、FPS、Voiceの3モードを搭載し、『FF14』推奨認定を受けています。

有線であること以外は、音質・機能ともにハイエンド級。初めてのゲーミングネックスピーカーとして最も失敗のない選択肢です。

公式ページ：パナソニック SC-GN01

ソニー(SONY)純正など3Dオーディオ対応で没入感を追求

PS5の純正メーカーであるソニー製品は、独自の立体音響技術との親和性が高いのが特徴です。

ソニー ワイヤレスネックバンドスピーカー SRS-NS7

【無線 / Dolby Atmos対応 / BRAVIA XR連携】

もしあなたが、ソニーのテレビ「BRAVIA XR」シリーズでPS5をプレイしているなら、この『SRS-NS7』一択です。

• 360 Spatial Sound Personalizer：BRAVIA XRと組み合わせることで、PS5の映像に合わせて音が360度から降り注ぐ「ドルビーアトモス」環境を擬似的に再現できます。
• 付属トランスミッター：光デジタル端子とUSB給電でテレビと接続し、低遅延で音声を飛ばします。
• 極上の音質：パッシブラジエーター搭載で、ネックスピーカーとは思えない重低音が響きます。

映画鑑賞とリッチなRPG体験においては、他の追随を許さない没入感を得られます。

公式ページ：ソニー SRS-NS7

ソニー ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1

【無線（独自方式） / 振動機能 / 没入感】

こちらは少し前のモデルですが、根強い人気があります。特徴は**「音連動バイブレーション」**です。爆発音やドラムの低音に合わせて本体がズシズシと振動するため、アクションゲームの迫力が倍増します。専用の送信機が付属しており、光デジタル端子のあるテレビ経由で接続することで遅延のないプレイが可能です。

公式ページ：ソニー SRS-WS1

コスパ重視や軽量モデルなど自分に合った一台を見つける

「まずは安いモデルで試したい」「寝転がりながら使いたい」というニーズに応えるモデルもあります。

ホリ(HORI) 3Dサラウンドゲーミングネックセット

【有線 / 3Dサラウンド / 軽量】

PlayStation公式ライセンス商品などを手掛けるHORIのネックスピーカー。PS5コントローラーに直接続する有線タイプです。非常に軽量で、価格も手頃なため、エントリーモデルとして優秀です。FPSモードとバスブーストモードを搭載しており、足音を聞きやすくする工夫もされています。

公式ページ：株式会社HORI

JVCケンウッド NAGARAKU SP-A7WT

【無線（Bluetooth + aptX LL対応） / 生活防水 / 超軽量】

トランスミッター（送信機）が最初からセットになったモデルです。映像と音のズレを抑える「aptX LL」コーデックに対応しています。約83gという圧倒的な軽さが特徴で、「つけていることを忘れる」レベルです。ゲームの重厚感よりも、「ながらプレイ」や「疲れにくさ」を最優先したい方におすすめです。

公式ページ：JVC SP-A7WT

まとめ：ネックスピーカー ps5 おすすめ

PS5でネックスピーカーを導入することは、単なるオーディオ機器の買い替え以上の体験をもたらしてくれます。

• 遅延を気にするなら：パナソニック『SC-GNW10』（無線）か、ソニー『SRS-NS7』（BRAVIAユーザー向け）
• コスパと確実性を取るなら：パナソニック『SC-GN01』（有線）
• とにかく安く試すなら：HORIなどの有線コントローラー接続タイプ

ヘッドセットの圧迫感から解放され、部屋全体がゲームの世界になったような開放感あるサウンド体験。ぜひあなたのPS5ライフに取り入れて、快適なゲーミング環境を手に入れてください。

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