骨伝導・イヤーカフイヤホンの付け方!落ちる/痛いを解決するコツ

「イヤーカフ型のイヤホン、おしゃれだけど付け方が分からない…」 「すぐに落ちるし、長時間つけていると耳が痛くなる…」 「メガネとの相性も悪いし、音も小さい気がする…」

耳を塞がない「ながら聴き」ができると人気の骨伝導・イヤーカフ型イヤホン。しかし、その独特な形状から付け方に戸惑い、上記のような悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?

カナル型イヤホンのように耳の穴に差し込むタイプではないため、正しい付け方を知らないと、本来の性能を発揮できないだけでなく、不快感の原因にもなってしまいます。

この記事では、ガジェットを愛してやまない筆者が、そんなあなたの悩みを解決します!

骨伝導・イヤーカフ型イヤホンの基本的な付け方から、落ちない・痛くならないためのプロのコツ、さらにはメガネとの併用テクニックやおしゃれな付け方まで、徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、あなたも今日からイヤーカフ型イヤホンを快適に使いこなせるようになるはずです。

この記事のポイント

  • イヤーカフ型イヤホンの正しい向きと、落ちない基本の付け方が分かる
  • 「痛い」「音が小さい」「音漏れ」といった悩みを解決する具体的な方法が分かる
  • 人気モデルAmbieやスリコのイヤホンの付け方のコツが分かる
  • メガネとの干渉を防ぐ方法や、アクセサリーとしてのおしゃれな付け方が分かる
目次

骨伝導・イヤーカフ型イヤホンの基本的な付け方とコツ

まずは、イヤーカフ型イヤホンの最も基本的な付け方から見ていきましょう。この基本をマスターするだけで、「落ちる」「しっくりこない」といった悩みの多くが解決します。

イヤーカフイヤホンの正しい向きと基本の装着ステップ

イヤーカフ型イヤホンには、基本的に左右と上下の向きがあります。スピーカー部分が耳の穴の方向を向くのが正しい向きです。多くのモデルには「L(左)」「R(右)」の表記があるので、まずはそれを確認しましょう。

【基本の装着3ステップ】

  1. 耳のフチの薄い部分を掴むように挟む: いきなり厚い部分に付けようとすると、耳を痛めたり、うまく装着できなかったりします。まずは耳の上部や中央付近の薄い部分を、イヤホンのスリットで優しく挟み込みます。
  2. 耳珠(じじゅ)の近くまで滑らせる: 耳のフチに沿って、イヤホンを耳の穴の前にある軟骨(耳珠)のあたりまでスライドさせます。ここが基本的なリスニングポイントになります。
  3. スピーカーの位置を微調整する: スピーカー部分が耳の穴をしっかり向くように、イヤホンの角度を微調整します。最後に軽く頭を振ってみて、グラグラしなければ装着完了です。

この3ステップが基本です。鏡を見ながら行うと、正しい位置が分かりやすいのでおすすめです。

【落ちる人必見】骨伝導・イヤーカフイヤホンの付け方のコツ

「基本通りに付けているはずなのに、歩いているとすぐに落ちてしまう…」という方は、以下のコツを試してみてください。

コツ1:装着ポイントを「耳のくぼみ」に合わせる

耳の形は人それぞれです。基本的な装着位置である耳珠の周りだけでなく、ご自身の耳で最もフィットするくぼみや、軟骨がしっかり引っかかる場所を探してみましょう。少し上だったり、少し下だったりするだけで、驚くほど安定感が変わることがあります。

コツ2:耳の厚みに合わせて少しだけ開閉する(対応モデルのみ)

製品によっては、C型のスリット部分をわずかに開いたり閉じたりして、フィット感を調整できるものがあります。ただし、これは自己責任の範囲で行う必要があり、無理な力を加えると破損の原因になります。シリコン素材などで覆われた柔軟性のあるモデルで、優しく試す程度に留めましょう。

コツ3:サイズが調整できるモデルを選ぶ

イヤホンによっては、大きさの違うイヤーピースやフィンが付属しているモデルもあります。ご自身の耳に合ったサイズの付属品に交換することで、フィット感が劇的に向上します。購入前に、サイズ調整が可能かどうかもチェックすると良いでしょう。

人気モデル別!Ambie(アンビー)の付け方のコツ

イヤーカフ型イヤホンの代名詞ともいえる「Ambie(アンビー)」。その独特な形状から、付け方にコツが必要です。

Ambieは、耳の軟骨を挟み込む「ピアス」や「イヤーカフ」のような感覚で装着します。

  1. ボール部分を耳の内側に: 小さなボール状の部分が耳の内側(耳の穴に近い側)に来るように持ちます。
  2. 耳のフチの薄い部分から差し込む: 耳の上の方の薄い部分に、イヤホンの隙間を引っ掛けます。
  3. そのまま下にスライド: 耳のフチに沿って、耳たぶの少し上、軟骨がくぼんでいるあたりまでスライドさせて固定します。
  4. 角度を調整: スピーカーが耳の穴の方を向くように、本体の角度を微調整します。

Ambieは非常に軽量なため、正しく装着できると付けていることを忘れるほどの快適さです。最初は戸惑うかもしれませんが、何度か試してベストポジションを見つけてみてください。

【3COINS(スリコ)】プチプライヤーカフイヤホンの付け方

3COINS(スリコ)からも、手頃な価格のイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンが登場し人気を博しています。スリコのイヤホンは、多くが耳の軟骨に引っ掛けて挟むタイプです。

基本的な付け方は前述の3ステップと同じですが、プチプラモデルは高級モデルに比べてフィット感の調整機能が少ない場合があります。

  • 滑りやすさに注意: 素材によっては滑りやすいことがあるため、汗や皮脂をしっかり拭き取ってから装着しましょう。
  • 自分の耳との相性を見極める: スリコの製品はデザインも様々です。もし一つ試して合わなくても、別の形状のモデルならフィットする可能性があります。手頃な価格なので、色々試してみるのも良いでしょう。

まずは落としても安心な室内で、しっかりとフィットする位置を探してから屋外で使用することをおすすめします。

メガネユーザー必見!骨伝導イヤホンと干渉しない付け方

耳にかけるタイプの骨伝導イヤホンや一部のイヤーカフイヤホンは、メガネのテンプル(つる)と干渉してしまいがちです。これにより、痛みや不快感、フィット感の低下が起こります。

対策1:付ける順番を工夫する

  • イヤホン → メガネの順: 先にイヤホンを最適な位置に装着し、その上からメガネをかける方法。イヤホンのアームが細いタイプにおすすめです。
  • メガネ → イヤホンの順: 先にメガネをかけ、テンプルの上や下にイヤホンを装着する方法。骨伝導イヤホンのように、こめかみ付近に装着するタイプで有効です。

どちらが快適かは、お使いのイヤホンとメガネの形状によるので、両方試してみてください。

対策2:メガネと干渉しにくいモデルを選ぶ

最近では、メガネとの併用を想定して設計されたイヤホンも増えています。

モデルタイプ特徴おすすめの理由
完全ワイヤレス・イヤーカフ型耳の軟骨に挟む小型タイプ。Ambieなど。メガネのテンプルと接触する部分がほとんどないため、全く干渉しません。メガネユーザーに最もおすすめです。
ネックバンド型(アームが細い)Shokz (旧AfterShokz) の一部モデルなど。アーム部分が細くしなやかなチタン製などのモデルは、テンプルの下に滑り込ませやすく、圧迫感が少ないです。
耳掛け部分が調整可能耳にかけるフック部分の角度や形状を調整できるモデルは、メガネのテンプルを避けて装着できます。

メガネを日常的に使う方は、購入前に家電量販店などで試着し、お持ちのメガネとの相性を確認するのが最も確実です。

イヤーカフ型イヤホンの付け方悩み解決!音質・痛み・音漏れ対策

正しく装着できたら、次はより快適に使うためのステップです。「痛い」「音が小さい」「音漏れが心配」といった、イヤーカフ型イヤホン特有の悩みを解決していきましょう。

イヤーカフイヤホンが痛い!原因と今すぐできる対処法

長時間装着していると耳が痛くなる…これはイヤーカフ型イヤホンで最も多い悩みのひとつです。主な原因は「圧迫」です。

原因対処法
長時間の連続使用1〜2時間ごとに一度イヤホンを外し、耳を休ませる。休憩中にマッサージするのも効果的。
挟む力が強すぎる装着位置を少しずらしてみる。耳の厚い部分を避け、薄い軟骨部分に軽く乗せるように装着する。
耳の形に合っていない自分の耳に合っていない可能性が高いです。より小型・軽量なモデルや、シリコン素材で覆われた優しい着け心地のモデルへの買い替えを検討しましょう。
装着位置が悪い神経が集中している部分や、軟骨の尖った部分を圧迫している可能性があります。痛くない、快適なポイントが見つかるまで微調整を繰り返しましょう。

痛みを感じたら、無理して使い続けるのは禁物です。こまめな休憩と位置調整を心がけましょう。

音が小さい?イヤーカフ型イヤホンの音質を最大限に引き出す方法

「周りの音が聞こえるのは良いけど、音楽の音が小さすぎる…」と感じることはありませんか?これはイヤーカフ型イヤホンの構造的な特徴ですが、いくつかの方法で改善できます。

  1. 装着位置を最適化する: これが最も重要です。スピーカー部分が耳の穴にまっすぐ向いていないと、音量が大幅にダウンします。鏡を見ながら、スピーカーが耳の穴の中心を狙うように角度を調整してください。少し位置を変えるだけで、驚くほどクリアに聞こえることがあります。
  2. スマートフォンのイコライザー機能を使う: iPhoneなら「設定」→「ミュージック」→「イコライザ」、Androidなら機種によって異なりますが、サウンド設定や専用アプリで音質を調整できます。「Rock」や「Treble Booster」など、中高音域を強調する設定にすると、ボーカルや楽器の音が聞き取りやすくなることがあります。
  3. 音源の品質を確認する: ストリーミングサービスを低音質モードで再生している場合、それが原因かもしれません。可能な限り高音質で再生しましょう。
  4. アプリ専用の音質調整機能を利用する: メーカーによっては、専用アプリでイヤホン本体のイコライザーをカスタマイズできるモデルがあります。これにより、より自分好みのサウンドに近づけることが可能です。

耳を塞がない構造上、どうしても低音は弱くなりがちですが、正しい装着と設定で、満足のいく音質に近づけることは可能です。

気になる音漏れは大丈夫?シーン別の対策とチェック方法

耳がオープンになっているため、音漏れを心配する声もよく聞かれます。特に電車内や静かなオフィス、図書館などでの使用は気を使いますよね。

音漏れ対策

  • 音量を上げすぎない: 最も基本的で効果的な対策です。一般的に、スマートフォンの最大音量の50%〜60%程度までであれば、隣にいる人に聞こえるほどの大きな音漏れはしにくいとされています。
  • 適切な装着位置: 意外に思われるかもしれませんが、装着位置がずれてスピーカーが外側を向いてしまうと、音が外に拡散しやすくなります。耳の穴にしっかり音を届ける正しい装着が、音漏れ防止にも繋がります。
  • 音漏れしにくいモデルを選ぶ: 製品によって音漏れの度合いは異なります。「逆相の音を出して音漏れを打ち消す」技術を搭載したモデル(例:Oladance OWS 2)など、音漏れ対策に力を入れている製品を選ぶのも一つの手です。

簡単な音漏れチェック方法

  1. イヤホンで音楽を再生し、普段聞いている音量に設定します。
  2. イヤホンを耳から外し、腕を伸ばしたくらいの距離で手に持ちます。
  3. その状態で音楽がシャカシャカと聞こえるか確認します。もしハッキリ聞こえるようなら、少し音量を下げた方が良いでしょう。

静かな環境では、周りの人が思う以上に音は響きます。マナーとして、使用前に一度チェックする習慣をつけると安心です。

【2025年最新】付け心地で選ぶ!おすすめイヤーカフ型イヤホン5選

ここまで解説してきた「付け方」や「付け心地」を重視して、今おすすめのイヤーカフ型・骨伝導イヤホンを5つ厳選しました。

メーカー・製品名特徴こんな人におすすめ
ambie AM-TW01“着けていることを忘れる”ほどの軽さとフィット感。豊富なカラーバリエーションでおしゃれ。アクセサリー感覚で使いたい人、長時間の装着でも快適さを求める人。
Oladance OWS 2耳全体を優しく支える構造で圧迫感が少ない。大口径ドライバーによる高音質と、音漏れ抑制技術が魅力。音質と着け心地の両方を妥協したくない人、長時間のリスニングやWeb会議で使う人。
Shokz OpenFit骨伝導で有名なShokz初のイヤーカフ型。人間工学に基づいた設計で安定感抜群。スポーツにも使える。ランニングなど運動中に使いたい人、安定したフィット感を最優先する人。
Victor nearphones HA-NP50T大口径16mmドライバーとバスレフポートで、オープン型ながら迫力のある低音を実現。着脱可能なフックも付属。ながら聴きでも音質、特に低音にこだわりたい人、フィット感を調整したい人。
Anker Soundcore V30i柔軟性のある素材と耳にフィットするフック形状で、幅広い耳の形に対応。手頃な価格も魅力。コスパを重視する人、初めてのイヤーカフ型イヤホンを試してみたい人。

まるでアクセサリー!イヤーカフイヤホンのおしゃれな付け方

イヤーカフ型イヤホンは、もはや単なるオーディオ機器ではありません。デザイン性の高いモデルが増え、ファッションアイテムとしても注目されています。

ピアスやイヤーカフとの重ね付け

イヤホン本体がシンプルなデザインなら、ゴールドやシルバーの小さなピアス、あるいは別のデザインのイヤーカフと重ね付けするのもおすすめです。耳元が華やかになり、コーディネートのアクセントになります。イヤホンの色とアクセサリーの色を合わせると、統一感が出て洗練された印象になります。

髪型とのコーディネート

  • ショートヘア・ボブ: 耳元がすっきり見えるので、イヤーカフイヤホンがよく映えます。イヤホンのカラーをファッションの差し色として使うとおしゃれです。
  • アップスタイル(ポニーテールやお団子): うなじや首筋のラインが綺麗に見え、イヤーカフイヤホンが際立ちます。アクティブで洗練された雰囲気を演出できます。
  • 耳掛けスタイル: ロングヘアやミディアムヘアの方は、片方の髪だけを耳にかけることで、イヤホンをちらりと見せるのがおすすめです。上品でこなれた印象になります。

「かっこいい」「おしゃれ」を追求するなら、ぜひアクセサリーとのコーディネートや髪型とのバランスも意識して、自分だけのスタイルを見つけてみてください。

まとめ:骨伝導・イヤーカフイヤホンの付け方をマスターしておしゃれに音楽を楽しもう

今回は、骨伝導・イヤーカフ型イヤホンの付け方について、基本的な装着方法から、落ちる・痛いといった悩みを解決するコツ、さらにはおしゃれな楽しみ方まで、幅広く解説しました。

【今回のまとめ】

  • 基本の付け方は「薄い部分から挟み、滑らせて、調整する」の3ステップ
  • 落ちるときは「フィットするくぼみ」を探すのが最大のコツ
  • 痛いときは我慢せず、こまめに外して休憩し、装着位置を見直す
  • 音が小さい・音漏れが気になる場合は、まず「正しい装着位置」を再確認
  • メガネとは、付ける順番を工夫するか、干渉しにくいモデルを選ぶことで快適に併用できる

耳を塞がないイヤーカフ型イヤホンは、音楽を楽しみながら周囲の音も聞こえる、非常に便利なアイテムです。正しい付け方をマスターすれば、その快適さと利便性を最大限に引き出すことができます。

この記事を参考に、ぜひあなたにぴったりの付け方を見つけて、毎日の音楽ライフをより豊かでスタイリッシュなものにしてください。

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