なぜ今「WF-1000XM5 vs LinkBuds S」なのか?
2024年後半のファームウェア更新で 両モデルとも LE Audio(LC3) に正式対応。
さらに2025年5月現在はセールや円高の影響で価格が下落し、「プレミアム機とコスパ機の境界」が揺らいでいます。
この記事では 最新スペック・実売価格・ユーザーレビューを総ざらい し、あなたに最適な一台を提案します。
スペック早見比較表
項目 | WF-1000XM5 | LinkBuds S |
---|---|---|
発売日 | 2023年7月 | 2022年5月 |
参考価格(2025年5月) | 27,000〜31,000円(Amazon) | 16,000〜20,000円前後(セール時は1.6万円台) |
重量(片耳) | 5.9 g(Mサイズチップ装着時) | 4.8 g |
防水 | IPX4 | IPX4 |
再生時間(ANCオン) | 8 h+ケース24 h | 6 h+ケース20 h |
クイック充電 | 3分で約60分再生 | 5分で約60分再生 |
Bluetooth® | 5.3 | 5.2 |
対応コーデック | SBC/AAC/LDAC/LC3 | SBC/AAC/LDAC/LC3 |
ドライバー | 8.4 mm Dynamic Driver X | 5 mm 高コンプライアンスドライバー |
ノイキャン構成 | 6 マイク+2プロセッサ+骨伝導センサー | 4 マイク(低音域に強いANC) |
ワイヤレス充電 | 対応(Qi) | 非対応(USB-Cのみ) |
アプリ独自機能 | 360 Reality Audio、ヘッドトラッキング、DSEE Extreme、Speak-to-Chat | LE Audio設定、DSEE Extreme、アダプティブサウンド |
ポイント: 両機とも LC3 対応で低遅延化しましたが、ヘッドトラッキングやワイヤレス充電など“+α”は XM5 が優勢です。


スペック差が生む使用感の違い
Bluetooth 5.3 vs 5.2
WF-1000XM5 は最新規格 5.3 による 接続安定性と省電力性 が魅力。
混雑した駅やオフィスで音途切れが少ないと評判です。
ドライバーサイズと音傾向
8.4 mm ドライバー搭載の XM5 は 低域の量感と中高域の解像度を両立。
一方、LinkBuds S の 5 mm ドライバーは 軽量さと装着性の良さ を最優先し、低域は控えめながらナチュラルな音場を実現しています。
LE Audio(LC3)の実力
2024年10月配信の FW 4.0.2(XM5) と FW 4.2.1(LinkBuds S)で LC3 が解禁。
Android 13 以降の対応端末なら 動画視聴やカジュアルゲームで遅延ストレスが大幅減。
ノイズキャンセリング性能を検証
マイク & プロセッサ構成
- WF-1000XM5:6 マイク+2 プロセッサ+骨伝導センサーで人の声・風切り音まで検出し逆相制御。
- LinkBuds S:4 マイク構成ながら 低音域ノイズ に強く、地下鉄や航空機内で評価が高い。
風切り音と通話品質
XM5 はアプリで「風ノイズ低減」を有効にすると屋外通話でもクリア。
LinkBuds S は風対策が弱点ですが、軽量さゆえ固定度が高くこすれノイズが少ない という利点もあります。
音質とリスニング体験
低域〜高域の解像感
- WF-1000XM5:タイトで沈み込む低域、伸びやかな高域。ロックや EDM の“キック”が心地よい。
- LinkBuds S:中域重視でボーカルが前に出るチューニング。ポップスやポッドキャスト向け。
360 Reality Audio とヘッドトラッキング
XM5 だけが ヘッドトラッキング に対応。
360RA 楽曲を再生すると頭の動きに合わせて定位が変わり、ライブ会場さながらの没入感を味わえます。
装着感・サイズ・重量を比較
項目 | WF-1000XM5 | LinkBuds S |
---|---|---|
イヤーチップ | メモリーフォーム(XS〜L)で遮音性◎ | シリコン(SS〜LL)で通気性◎ |
片耳重量 | 5.9 g | 4.8 g |
装着感 | 遮音性重視、密閉度が高い | 圧迫感が少なくジョギングでも安定 |
長時間リモート会議や飛行機移動が多いなら XM5、軽快さと汗抜けを取るなら LinkBuds S が有利。
バッテリー持続時間 & 充電ケース
- WF-1000XM5:ANCオンで 8 h + ケース 24 h、Qi ワイヤレス充電対応。3 分充電で 60 分再生。ソニー
- LinkBuds S:ANCオンで 6 h + ケース 20 h、USB-C のみ。5 分充電で 60 分再生。ソニー


接続安定性とマルチポイント
どちらも PC+スマホの同時待受 が可能。
XM5 は Bluetooth 5.3 により消費電力を抑えつつ接続安定性が良く、Teams 会議→スマホ通話への自動切替が滑らかです。
最新価格動向&限定カラー
- WF-1000XM5:Amazon で 3万円前後、タイムセール時は 2.7万円台まで下落。
- LinkBuds S:通常 1.8〜2.0万円、セールで 1.6万円台。オリヴィア・ロドリゴ コラボカラーも同価格帯。
こんな人にはこのモデルがおすすめ
WF-1000XM5 が向いている方
- 世界最高レベルのノイズキャンセリングと高音質を妥協せず選びたい
- 360 Reality Audio やヘッドトラッキングで没入感を味わいたい
- ワイヤレス充電や長時間バッテリーで旅行・出張を快適にしたい
LinkBuds S が向いている方
- 軽量&小型 で長時間着けても疲れにくいモデルを探している
- コストを抑えつつ優秀な ANC と LE Audio を体験したい
- 通勤通学・ワークアウトなど日常使いが中心
よくある質問(FAQ)
Q. WF-1000XM5 と LinkBuds S で LE Audio の遅延はどれくらい違う?
A. いずれも LC3 接続時は SBC 比で 40〜50 % ほど遅延が短縮。
+動画視聴なら遜色なく、競技系 FPS では XM5 の方がわずかに有利です。
Q. XM5 の風ノイズ低減設定はどこ?
Sony | Headphones Connect アプリ → [サウンド] → [ノイズキャンセリング] → [風ノイズ低減] をオンにすると効果が高まります。
Q. LinkBuds S はワイヤレス充電に対応しますか?
いいえ、USB-C ケーブル充電のみです。
Q. どちらもマルチポイントで PC とスマホを同時接続できますか?
はい。両機とも FW 3.0 以降で正式対応済みです。
まとめ
- 最高峰のノイキャン・音質・機能を求めるなら WF-1000XM5
- 軽量さとコスパを優先するなら LinkBuds S
- どちらも LE Audio 対応で動画・ゲームの遅延が改善済み
まずは 装着感と予算 を基準に選び、購入後はアプリでファームウェアを最新に更新して最高のパフォーマンスを引き出しましょう。

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