スマホを握ったまま、あるいはランニング中に曲をスキップしようとして――タッチセンサーが汗や手袋に反応せずイラッとした経験はありませんか?
そんな“誤タップストレス”を根本解決してくれるのが 物理ボタン式 の完全ワイヤレスイヤホン(TWS)。
クリック感が確かだから屋外・雨天・手袋着用時でも一発操作。
本記事では 最新モデル13機種を実機調査し、価格帯・用途別に比較 しました。
さらにボタン設計の仕組みやメンテナンス方法、音質チューニングのコツまで掘り下げています。
選び方のチェックリストやFAQも大幅拡充したので、最後まで読めば「自分にベストな一台」と長く使うための知識が一気に手に入ります。
目次
物理ボタン式ワイヤレスイヤホンが選ばれる5つの理由
- 誤タップが起きにくいストレスフリー操作 ─ 押下圧を感じられるため確実にコマンドを入力できる。
- 汗・雨でも確実に反応 ─ 水滴やグローブ越しでも失敗しにくい。
- 視覚に頼らず感覚で操作できる ─ 画面を見ずに再生/停止ができ、夜間ランや自転車移動でも安全。
- ユニバーサルデザイン ─ デジタル操作が苦手な高齢者や視認性を重視するユーザーにも扱いやすい。
- 長期的な耐久性 ─ 静電容量式タッチより基板劣化に強く、真冬の低温下でも安定動作。
失敗しない!物理ボタン式TWSの選び方【完全チェックリスト8項目】
- ボタン配置とクリック圧 ─ 耳に押し込まなくても反応する適度な押下圧か。
- 防水・防塵等級(IPX/IPコード) ─ スポーツやアウトドアならIP55以上が安心。
- ANC/外音取り込み性能 ─ 通勤・カフェ利用が多いならノイキャン有無が重要。
- 対応コーデック & サンプリングレート ─ LDAC/aptX Adaptive/AACなど使用端末に合わせる。
- マルチポイント/LE Audio対応 ─ 2台同時接続や低消費電力接続の有無。
- 専用アプリ機能 ─ ボタン割当変更・EQプリセット・ファーム更新ができるか。
- 実売価格とコスパ ─ 円安局面でもセールが多いブランドかどうか。
- メーカー保証とサポート ─ 国内サポート窓口の有無や延長保証の料金を確認。
TIP:すべてを満たす製品は少ないので、”使用シーン”と”予算”をまず決めて3〜4項目を優先するのが失敗しないコツです。
2025年最新!物理ボタン式ワイヤレスイヤホン13選【価格順比較+おすすめ用途】
機種名 | 価格帯 | おすすめ用途 | 連続再生時間 | 防水性能 |
---|---|---|---|---|
Audio-Technica ATH-SQ1TW | 5,000円~ | ファッション・普段使い | 約6.5時間 | IPX4 |
SoundPEATS Mini Pro HS | 6,000円~ | コスパ重視で高音質 | 約8時間 | IPX5 |
Anker Soundcore Life A3i | 6,000円~ | 初めてのワイヤレスイヤホン | 約9時間 | IPX5 |
Jabra Elite 3 | 7,000円~ | オンライン会議・通話 | 約7時間 | IP55 |
Yamaha TW-E3C | 7,000円~ | 楽器の音・自然なサウンド | 約9時間 | IPX5 |
SONY WF-C500 | 8,000円~ | ブランド重視・簡単な操作 | 約10時間 | IPX4 |
Audio-Technica ATH-CKS30TW | 8,000円~ | 迫力のある重低音 | 約7.5時間 | IP55 |
AVIOT TE-D01v | 10,000円~ | 長距離移動・充電の手間削減 | 約18時間 | IPX4 |
Jabra Elite 4 Active | 11,000円~ | スポーツ・ワークアウト | 約7時間 | IP57 |
final ZE3000 | 14,000円~ | BGM・リラックスタイム | 約7時間 | IPX4 |
FiiO FW5 | 18,000円~ | 本格的な音楽鑑賞 | 約7時間 | IPX4 |
SoundPEATS Engine 4 | 18,000円~ | ライブ音源・パワフルな音 | 約12.5時間 | IPX4 |
Shure AONIC 215 (第2世代) | 25,000円~ | 電車通勤・集中したい作業 | 約8時間 | 防滴 |
【2025年最新】物理ボタン式ワイヤレスイヤホン おすすめ13選 比較表
*価格は2025年9月05日調べ。変動の可能性があります。
個別レビュー(詳報)
【価格順】物理ボタン式ワイヤレスイヤホン おすすめ13選
1. Audio-Technica ATH-SQ1TW
- 価格帯: 5,000円~7,000円
- おすすめ用途: ファッション・普段使い日本の老舗オーディオメーカーが手掛ける、スクエアデザインが特徴のカジュアルモデル。豊富なカラーバリエーションで、ファッションの一部として楽しめます。音の遅延を抑える低遅延モードも搭載しており、動画視聴やゲームにも最適です。
Audio Technica(オーディオテクニカ)

連続再生時間 | 約6.5時間(ケース込みで最大19.5時間) |
防水性能 | IPX4 |
コーデック | SBC |
特徴 | コンパクトなスクエアデザイン、低遅延モード |
2. SoundPEATS Mini Pro HS
- 価格帯: 6,000円~8,000円
- おすすめ用途: コスパ重視で高音質この価格帯でハイレゾ相当の高音質コーデック「LDAC」に対応している驚異のコスパモデル。強力なアクティブノイズキャンセリングも搭載し、「安くても音質と機能には妥協したくない」という方に最もおすすめです。
連続再生時間 | 約8時間(ケース込みで最大28時間) |
防水性能 | IPX5 |
コーデック | SBC / AAC / LDAC |
特徴 | ハイレゾワイヤレス(LDAC)対応、アクティブノイズキャンセリング |
3. Anker Soundcore Life A3i
- 価格帯: 6,000円~8,000円
- おすすめ用途: 初めてのワイヤレスイヤホンモバイルバッテリーで絶大な信頼を誇るAnkerの定番モデル。ノイズキャンセリング、専用アプリでの音質調整、外音取り込みなど、必要な機能がすべて揃っています。バランスの取れた性能で、誰にでもおすすめできる一台です。
Soundcore

連続再生時間 | 約9時間(ケース込みで最大36時間) |
防水性能 | IPX5 |
コーデック | SBC / AAC |
特徴 | ノイズキャンセリング、専用アプリ対応、外音取り込みモード |
4. Jabra Elite 3
- 価格帯: 7,000円~9,000円
- おすすめ用途: オンライン会議・通話通話品質に定評のあるJabraのエントリーモデル。4つのマイクを搭載し、自分の声をクリアに相手へ届けます。安定した接続性と優れた遮音性で、リモートワークやオンライン会議の場面で非常に頼りになります。
連続再生時間 | 約7時間(ケース込みで最大28時間) |
防水性能 | IP55 |
コーデック | SBC / aptX |
特徴 | 4マイクによるクリアな通話、優れた遮音性、片耳モード対応 |
5. Yamaha TW-E3C
- 価格帯: 7,000円~9,000円
- おすすめ用途: 楽器の音・自然なサウンド世界的な楽器メーカーであるヤマハの製品。楽器のディテールやボーカルの息づかいをリアルに再現する、自然で聴き疲れしないサウンドが魅力です。小音量でもバランスの取れた音を楽しめる独自技術「リスニングケア」も搭載。
ヤマハ(YAMAHA)

連続再生時間 | 約9時間(ケース込みで最大24時間) |
防水性能 | IPX5 |
コーデック | SBC / AAC / aptX |
特徴 | ヤマハ独自の「リスニングケア」、ゲーミングモード、マルチポイント |
6. SONY WF-C500
- 価格帯: 8,000円~10,000円
- おすすめ用途: ブランド重視・簡単な操作世界のSONYが手掛けるエントリーモデル。コンパクトで耳への収まりが良く、物理ボタンが大きめで操作しやすいのが特徴です。圧縮音源をCDに近い高音質で再現する「DSEE」技術を搭載し、あらゆる音源を心地よく楽しめます。
ソニー(SONY)

連続再生時間 | 約10時間(ケース込みで最大20時間) |
防水性能 | IPX4 |
コーデック | SBC / AAC |
特徴 | 高音質技術DSEE搭載、コンパクト軽量設計、専用アプリ対応 |
7. Audio-Technica ATH-CKS30TW
- 価格帯: 8,000円~10,000円
- おすすめ用途: 迫力のある重低音オーディオテクニカの「SOLID BASS」シリーズに属するモデル。キレのあるシャープな重低音サウンドが好きな方にはたまりません。専用アプリで音質を自分好みにカスタマイズできるのも嬉しいポイントです。
Audio Technica(オーディオテクニカ)

連続再生時間 | 約7.5時間(ケース込みで最大20時間) |
防水性能 | IP55 |
コーデック | SBC / AAC |
特徴 | 迫力のSOLID BASSサウンド、専用アプリ、低遅延モード |
8. AVIOT TE-D01v
- 価格帯: 10,000円~12,000円
- おすすめ用途: 長距離移動・充電の手間を減らしたいイヤホン単体で最大18時間という、業界最長クラスの再生時間が最大の特徴。充電ケースと併用すれば最大60時間も使用可能です。頻繁に充電するのが面倒な方や、出張・旅行が多い方に最適です。
AVIOT

連続再生時間 | 約18時間(ケース込みで最大60時間) |
防水性能 | IPX4 |
コーデック | SBC / AAC |
特徴 | 業界最長クラスの再生時間、ノイズキャンセリング、マルチポイント対応 |
9. Jabra Elite 4 Active
- 価格帯: 11,000円~13,000円
- おすすめ用途: スポーツ・ワークアウトIP57という高い防塵防水性能と、激しい動きでも外れにくいフィット感が魅力。汗や雨を気にせず、トレーニングに集中できます。耳への圧迫感が少ない物理ボタンの設計も、スポーツシーンでは嬉しいポイントです。
Jabra(ジャブラ)

連続再生時間 | 約7時間(ケース込みで最大28時間) |
防水性能 | IP57 |
コーデック | SBC / aptX |
特徴 | 高い防塵防水性能、マルチポイント対応、ノイズキャンセリング |
10. final ZE3000
- 価格帯: 14,000円~16,000円
- おすすめ用途: BGM・リラックスタイム日本の高級イヤホンブランドfinalが「有線イヤホンのような自然な音」を目指して開発したモデル。歪みが極めて少なく、どこまでもクリアなサウンドは、長時間聴いていても疲れません。作業中のBGMや、就寝前のリラックスタイムに最適です。
ファイナル(final)

連続再生時間 | 約7時間(ケース込みで最大28時間) |
防水性能 | IPX4 |
コーデック | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive |
特徴 | 超低歪ドライバー搭載、”有線のような音”、装着感の良さ |
11. FiiO FW5
- 価格帯: 18,000円~20,000円
- おすすめ用途: 本格的な音楽鑑賞オーディオプレーヤーで定評のあるFiiOが本気で作り上げた高音質モデル。独立したDACとアンプを搭載し、ハイレゾ対応コーデック「Snapdragon Sound」にも対応。物理ボタン式で最高の音質を求めるなら、最有力候補となるでしょう。
連続再生時間 | 約7時間(ケース込みで最大21時間) |
防水性能 | IPX4 |
コーデック | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive |
特徴 | Snapdragon Sound対応、独立DAC・アンプ搭載、専用アプリ対応 |
12. SoundPEATS Engine 4
- 価格帯: 18,000円~20,000円
- おすすめ用途: ライブ音源・パワフルなサウンド同軸に配置された2つのドライバーユニットが特徴のモデル。パワフルな低音域とクリアな中高音域を両立し、まるでライブ会場にいるかのような臨場感あふれるサウンドを再生します。ロックやEDMをよく聴く方におすすめです。
連続再生時間 | 約12.5時間(ケース込みで最大43時間) |
防水性能 | IPX4 |
コーデック | SBC / AAC / LDAC |
特徴 | ハイレゾ対応(LDAC)、同軸デュアルドライバー、マルチポイント |
13. Shure AONIC 215 (第2世代)
価格帯: 25,000円~30,000円
- おすすめ用途: 電車通勤・集中したい作業プロのミュージシャンも愛用するブランドShureの製品。元々ステージ用モニターとして開発されたイヤホンがベースで、物理的に音を遮断する「高遮音性」は圧倒的。騒がしい電車内やカフェでも、自分だけの世界に没入できます。
Shure

連続再生時間 | 約8時間(ケース込みで最大32時間) |
防水性能 | 防滴仕様 |
コーデック | SBC / AAC / aptX |
特徴 | プロ仕様の音質、圧倒的な遮音性、リケーブル可能 |
物理ボタンの仕組みとメンテナンス
- ハードスイッチ vs. 感圧センサー:ハードはクリック感、感圧は防水性に優れる。
- ゴムドーム構造:防水パッキンと一体成型されることでIPX7以上を実現。
- メンテTip:汗や皮脂で可動部に塩分が溜まるとクリック感が鈍る→月1度のエアダスター&綿棒清掃。
よくある質問(FAQ)※拡充版
質問 | 回答 |
物理ボタンとタッチセンサー、結局どっちが便利? | 屋外・スポーツ・手袋使用時は物理ボタンが圧倒的に快適。室内中心・誤タップ経験が少ない人はタッチ式でも不便は少ない。 |
ボタンが固くて耳が痛い場合の対処法は? | イヤーピースをワンサイズ小さく/ボタン非押下時に音声コマンドを併用/ボタンが軽いモデルへ買い替え。 |
物理ボタン式でもANC付きモデルはある? | はい。Jabra Elite 8 Active、Sony WF-C700N、Jabra Elite 4 Active、Technics AZ60M2などが代表例。 |
防水性能とボタン耐久性は比例する? | 高耐久モデルの例はあるが、必ずしも比例しません。ボタン部分にゴムガスケットを使う構造かがポイント。 |
ボタン割当をカスタマイズできるイヤホンは? | Anker Liberty Neo 2、SoundPEATS Engine4、Jabraシリーズは専用アプリでカスタム可。 |
LE Audioって何が良いの? | Bluetooth 5.3以降の低消費電力規格。遅延が少なくマルチストリームが可能で、次世代スマホと相性◎。 |
イヤホンを長持ちさせるコツは? | 高温多湿を避ける/汗を拭いてからケースへ収納/月1回ファームアップでバグ修正。 |
まとめ:あなたに最適な「物理ボタン式」を見つけるために
今回は、誤タップのストレスから解放してくれる物理ボタン式の完全ワイヤレスイヤホンについて、選ばれる理由から実践的な選び方、そして価格順に並べた最新おすすめ13モデルまで詳しくご紹介しました。
タッチセンサー式が主流の今だからこそ、物理ボタンの確実な操作性は大きな魅力です。たくさんの機種があって迷うかもしれませんが、大切なのは「あなたの使い方」と「予算」を軸に選ぶこと。以下の3ステップで考えれば、きっと最適な一台が見つかります。
- Step 1. 予算を決める:まずは、どの価格帯の製品を検討するか大枠を決めましょう。
- Step 2. 最も重視する用途を考える:「スポーツで汗をかく」「静かな場所で音楽に集中したい」「とにかく通話が多い」など、一番の目的を明確にします。
- Step 3. 比較表とレビューで絞り込む:本記事の比較表や個別レビューを参考に、予算と用途に合う候補を2〜3機種に絞り込み、最終決定します。
この記事が、あなたのイヤホン選びの助けとなり、より快適でストレスフリーな音楽ライフを送るきっかけになれば幸いです。
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